1998年

　もうすぐ長野冬期五輪が始まります。“長野でひとつの花になれ”をもとに……。
札幌大会以来26年ぶり国内で長野冬期五輪が2月7日（土）、いよいよ開幕します。20世
紀最後の冬の祭典は、世界の各地から前回のリレハンメル五輪を上回る73の国と地域が参加、16日
間の熱いドラマが繰り広げられます。夢の舞台となる各五輪会場は本番待ちです。
　歴代の冬期五輪の開催都市の中でも最南部に位置する長野です。1991年6月の開催決定以来、
6年余り準備期間を経て“NAGANO”の舞台が幕を開きます。
「世界からひとつの花になるために」を大会のテーマに掲げ、スノーフラワーのシンボルマークの
もと、21世紀と担う子供たちの参加、自然と共存、平和と有効を訴えています。
　五輪会場となるのは長野市、山内町、軽井沢町、白馬村、野沢温泉村の5市町村です。開会式
と表彰式は長野市で行われスケート競技は長野市、スキー競技は白馬村、山内町、長野市でそし
てバイアスロンが野沢温泉村、カーリング競争は軽井沢町で開催されます。計7競技68種目に32
00人甘りの選手。役員が参加します。
　長野五輪から正式種目に採用されたのは、女子アイスホッケー、カーリング、スノボード、男子
アイスホッケーに北米アイスホッケー（NHL）のトッププロ選手が初めて参加、“ドリームチーム
”が母国の栄誉をかけて激突するはずです。スピードスケートは風の影響を受けない屋内りんく
とスケートの刃が離れるスラップケートの普及で世界新記録ラッシュが期待されます。
大会運営をする長野五輪組織委員会（NAOC）は本番の最終テストを終わり、選手と役員をオ
リンピック村（選手村）から各会場へ移動させるシャトルバスの手配や、入場券の発行、警備、医療
体制をチェックを終わりました。大会運営になくてはならないボランティアも通訳、会場整理、五
輪商品の販売など役割分担を終え、開幕を待ち望んでいます。
　NAOCOは暖冬による雪不足を心配したいたが、年明けとともに雪が降り、関係者はホット胸をな
なで下ろしています。特にスキー競技が集中している白馬村では雪不足で遅れていたアルペンスキ
ー会場や距離会場のコースが整備しました。国際スキー連盟や全日本スキー連盟など競技団体の責
任者を中心に連日、約300人が夢の舞台作りに汗をながしてできました。
　長野五輪が抱えている課題も峠を越えそうです。アルペンスキーの男子滑降スタート地点問題は
、国立公園第一種特別地域外への引き上げで決着しました。膨らみ続けた財政計画も、最近お円安
傾向でドル建て資金が“自然増”、懐具合は好転しました。各会場に設置される仮説の観客用スタ
ンド工事も終わりました。
　選手村、メーンプレスセンターが、先月24日オープンしました。世界の各国・地域から選手団
が長野入りし、各会場で練習を始め、世界中の報道取材合戦も始まっています。先月6日に北
海道、鹿児島、沖縄の3ヶ所をスタートした聖火は先月24日に長野県内でのリレーが始まり、2
月6日に長野市で合流します。翌7日の開会式で、平和の日がNAGANOの空にともります。
長野冬期オリンピック永遠に……。
また、アジア初のパラリンピックが、冬季五輪終了後の3月5日（10日間）から、長野県の五輪
会場で開かれます。回を重ねるごちと技術向上を見られます。パラリンピック……。
1998年2月1日　by　Shiqeyuki

7日、長野を舞台に28年ぶりの地元でのオリンピックが開幕しました。開会式では、熱き闘志、胸に踊る選
手をはじめ、役員、子供たち、大相撲、森山良子、聖火を運ぶ人、人……。その中で、驚いたのは、点火でした
伊藤みどりさんの衣装と聖火を運んだ男性と子供たちの事でした。
　伊藤みどりさんの場合は
5万大観衆がどよめきました。かがり火をイメージした聖火台の下からゆっくりと姿を見せたのは、伝統芸
能の真っ白な能衣装に身を包んだ『天女』ではないか！頭に蓮の花をつけた伊藤さんは緊張した面持ちで女
子マラソンの鈴木博美さんからトーチを受け取ると、まずスタンドに向かってそれを誇らし気に傾けます。世
界中の視線を一身に浴びた天女は巨大な聖火台に向かってゆっくりとトーチをかざしました。その瞬間、聖なる
炎が快晴の青空に赤々と燃え上がりました。
感動したのは聖火を運んでスタジアムまで来た男性と子供たちでした。地雷で右手足を失った男性と目の不
自由な少女が走った聖火リレーでした。
走る。健常者には何でもないことがこれほ意味を持って感じられたことはありませんか？
右足が義足、右手はないのです。聖火を持ってスタジアムに駆け込んできたクリス・ムーンさん（35才）
は95年3月、アフリカのモザンビークで地雷撤去のボランティア活動中、爆発の被害に遭遇しました。この
時を境に英国の退役軍人は、対地雷で禁止活動家という肩書を持ち世界各地を走り始めました。平和のメッセ
ージを伝えています。たぶん「何で！どうして！僕が！もう駄目だ！……」と考えた時があったでしょう？
私自分も倒れた時、怒ったり、泣いたりした事があるので、ムーンさんもたぶんしたでしょう。また、走る対
人地雷禁止家なので、たぶん歩くと手足が痛いでしょう？私自身、散歩や仕事の時、とくに痛いですよ。
そのムーンさんが開会式場に姿を見せたとき式に参加した子供たちがワッと取り囲みました。中に目の不自
由な2人の子供がいました。増田綾さん（12才）は弱視、臼田瑠美さん（6才）は全く目が見えませんでし
た。ともに長野盲学校に通学しています。目が不自由でもしり込みすることはないとの事でした。不自由
さを克服することは素晴らしい事です。でも多くの人は不自由さを乗り越えようとするその小さな意志に感動
しました。式のサポート役のダンサー、阿部浩子さんは練習のとき瑠美さんが『楽しい』と呼んだ言葉が耳か
ら離れなかったと言いました。苦しみも、悲しみもあるけど、楽しんだり、遊んだり、友達と話したりして頑
張って下さい。私は身体障害者の会（座間市身体障害者協会・ひまわり）に入っています。耳が聞こえない
人や話せない人もいるし、私のように手足が不自由の人もいます。私みたいな脳出血などの人や車やバイクな
どで事故した人や仕事で指や手足を切った人もいます。近く、アクアラインを通って千葉県マザー牧場
に行きます。バスに乗っていきます。参加者約100名です。
「世界からひとつの花になるために」がテーマであり、21世紀を担う子供たちの参加が、自然との共存、平和
と友好ですから！
10日スピードスケート男子500メートルの清水宏保選手、優勝！母に渡す。11日、ジャンプ・ノーマル
ヒルの舟木和喜選手、銀メダル！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1998年2月11日　by　おと

　第18回冬季オリンピック長野大会は22日午後6時から、長野市のオリンピックスタ
ジアムで閉会式が行われ、16日間の日程のすべてを終えました。大会には、史上最多
の72国・地域から約3800人の選手、役員が参加し、7競技、68種目で雪と氷の熱
い戦いを繰り広げました。
　勝者の笑顔、感激の涙は素晴らしかったが、精一杯戦った敗者の姿も、それに劣らずさ
わやかもありました。いろんな場面がありました。いっまでも心に残るクロスカント
リー男子10キロメートルがありました。
　優勝者ダーリ（ノルウェー）から20分余も遅れ、最下位でゴールしてきたのはケニア
から初参加の選手でした。雪を初めて見たのが2年前という彼には、完走できたことが
喜びでした。
　ゴールにダーリが出迎えていました。大きく息をする彼の肩をぼんとたたいて、声を
かけました。完走を祝福する言葉だったに違いない。二つの笑顔が白雪に映えた。
　グーリは50キロメートルで、通算8個日の金メダルを得た。倒れ込んでゴールしたその闘志は、
「英雄」の称号にふさわし男でした。各競技で、地元開催の重圧を見事はね返した日本
選手たちの活躍にも改めて拍手しました。
　五輪の巨大化に伴う様々な宿題は残ったが、地元の人々の努力がそれを補った。温か
い歓迎ぶり、親切な対応について各国の選手たちが高い評価をしてくれたことを喜びまし
た。
　閉会式では、やはり子供たちが主役でした。永遠の平和へ。その輝かしい笑顛で。
五輪の聖火は消えたが、厳しい現実を乗り越え、高い理想の火は燃え続けます。
では、皆々様も風邪などひかないように気をつけて下さい　　　　　おとより日本選手入賞者
1位（金メダル）
スケート男子500メートル清水宏保スキー女子モーグル里谷多英・ジャンプLH船木和喜
ジャンプ団体岡部孝信・斎藤浩哉・原田雅彦・船木和音
ショートトラック男子500メートル西谷岳文
2位（銀メダル）
ジャンプNH船木和喜
3位（鋼メダル）
スケート女子500メートル岡崎朋美　ジャンプLH原田雅彦
スケート男子1000メートル清水宏保　ショートトラック男子500メートル植松仁
4位
ノルディック複合個人萩原健司　ショートトラック女子3000メートルリレー勅使川原・田中・
山田・小沢
5位
ジャンプNH原田雅彦　カーリング男子　カーリング女子　スケート女子500メートル島崎女
子　ショートトラック男子1000メートル田村直也　ノルディック複合団体萩原次・森・富井・
萩原健　ショートトラック男子5000メートルリレート寺田・田村・小寺・篠原　トラック女
子1000メートル勅使川原郁恵

8月13日（土）に初めてのが外泊、西新井の実家に行きました。会社の篠田、菊池、梶
ヶ谷真理、柏平、浜崎さんから花束を贈って来ました。14日に中條、猪野さんたちが来ました。
小池さんが娘さんたちと来ました。そして、15日に車で天草病院に戻りました。
9月3日に小池さんが来ました。24日に商品倉庫の大塚、鈴木さんと製造の中川、大
矢さんが来ました。
10月初め、集団作業法室で、OTの保谷勝義、出口敦子先生と患者の私と伊藤、川野隼人、松井ふ
さ、柏木志津さんたちと風呂を一人で入れるかとか箸を使えるかとか布団をしまえるか等を練習しま
した。入浴は、派遣会社の人が来ました。私は火曜日、昼一番に行つて、少しだけ手伝つてもら
つて入浴しました。23日に野坂緑朗、内田、福由信行さんが来ました。10月末ぐらい、
土曜日の午前中はPTの長久、運天智子先生とOTの出口敦子先生、患者の原田昌之、青木勝三、
岡田勇（後）、伊藤、田中とも子さんと私で練習しました。11月3日に池田きんが来ました。
20日に遠入、畠山武大、鈴木きんが来ました。12月22日（木）、病院でクリスマス
会をしました。言語療法の患者の小谷、服部、島村武男、岡田勇、土田ミエ子、高柳歌子
、私などがゼスチャーをしました。他の人がゼスチャーで答えていました。私は一人でやりまし
た。
　年末年始は西新井へ。平成1年初めPTの長久先生と杖で歩く練習をしました。今まで車イス
でいたのが病院の中だけ杖で歩きました。また、2楷のロビーに新聞があつたので見たことをST
の作山奈緒子先生に話すほどだいぶ良くなりました。最初は全く話せなかつたのが少し話ました
。2月11日に渡邊三千男、野坂、内田、福田さんたちが来ました。そして、篠田、菊池、柏木
、篠田賀子、菊池、五木田ナヲさんが頼まれたバレンタインのチョコレイトを私に渡しました
。3、4月頃、母が毎日病院に来てたのを遇3回にしましたので、ほしい物を頼みたいので、電話
したいけど、話せない事が多く、会長の山口鉄郎さんの秘書の塚越春子さんや患者のお母さんでいっ
も看護している西村さんたちにいろいろ教えてもちいました。4月初め、土曜日、午前中はP
Tの田尻和行、木村昌実先生と0Tの長尾亜津子、高橋先生で患者の原田、岡田、清水、殿村、田家
てる子さんたちと練習しました。集団作業法室で0Tの杉本和哉、長尾先生と患者の原田、岡田、
清水、田家、私たちで車の左右から乗る乗り方やマットの上を歩く練習などをしました。一人で病
院の外を散歩するようになりました。6日に病院で桜の花見をしました22日に野坂、内田、江
島泉さんたちが来ました。一緒にだいぶ話したり階段を上ったり、下りたりしました。5月7日
に市川、新田春男、志村好央、中村公博きんたちが来ました。16日に遠入、清水、下田さん
たちが来ました。6月6日に私と長久、山田勝雄、作山奈緒子先生たちが会社の
神奈川事業所に行きました。0Tの山田先生から「玉すだれ」を作るように言われましたが私は「
やだ、しない」と音つて数日しませんでした。当時、言えなかつたので、今言うと「玉すだれ作り
は男の仕事ではない、女の仕事だ」と思っただけです。山田先生には大変済みませんでした。訓
練の仕事でしたのに！7月13日に病院で七夕の会をしました。15日に天草病院を退院して家
に帰りました。医師、看護婦、リハビリの先生、ヘルパーの方、毎日会つた患者さんたちなどあり
がとうございました。間違つているかも知りませんがよろしく！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1998年5月16日　おとより

　前略
　葉書で武史・奈緒子先生が仕事の都合で、北海道帯広市に引つ越ししたと聞いたので、ただ驚いて
いる私です。私は天草病院にもうあまり行くことはないでしようが、医師、看護婦、リハビリの先
生、ヘルパー、外来患者……はどうしているでしようか？
　先生は新しい病院で、一所懸命頑張つて、リハビリに来ている患者を助けて下さい。
病院の仕事が慣れたら子供さんやお母さんと富良野や阿寒湖、摩周湖などを見に行って下さい。
　また、山田先生は、釧路にいますので、会うのも良いですね。　でも北海道は10月末から寒くな
りますので気を付けて下さい。先生、天草病院に戻って来るのですか？
　では、体を気を付けて仕事をして下さい。
1998年5月16日　おと

　私と天草病院の思いで
　昭和63年3月22日（火）（3連休の後）の朝、会故に行きました。営業部・商品倉庫に着い
て、途中買つたサンドイッチを食べたら「サンドイッチがまずい」と言って、そして、二階の営業部
（私は営業部業務課にいました）の朝礼に行きました。朝礼が終わったら直ぐ商品倉庫に下りて「
頭が熱い」と言いました。「アパートに帰る」と言ったら業務課の内田きんが「病院に行こう
」と言って車で商品倉庫の鈴木さんと相模台病院に行きました。私はもう意識が有りませんでし
た。相模台病院では駄目なので北里大学病院に行きました。
　4月20日頃、神田営業所の小池英夫きんと営業技術の浜野裕さんとモリマツの人が来ました。
営業の遠入きんと石岡勝晴きんが来ました。4月20日頃から看護婦さんに初めて車イスに乗
せてテレビを見てくれたり、ナース・ステーションや病院内を見せに連れて行つてくれました。ま
た、看護婦きんと母で私の為、入浴をしてくれました。たぶん寝ているだけじやだめだから体を動
かしたり、記憶を戻そうとしてくれたのかな〜？倒れてから小池さんを見るまで両線はもちろん姉
さん、おじさんたち、会社の人たちなどと会った事の記憶が全くありません。24日（日）に業務
課の渡邊三千男さんと内田さんが来ました。25日（月）に両親と車で天草病院に行きました
。天草病院に姉の美寧子がいました。
天草病院と小坂所長、そして、私を教えてくれるPT（運動療法）長久先生、OT（作業療法
）山申勝雄先生、ST（言語療法）作山奈緒子先生でした。記憶では、GWのため4月29日（金
）〜5月7日（日）まで休みで、14日（土）に院長をはじめ医師、看護婦、リハビリの先生たちが
私一人のため運動療法室で話してくれたのを記憶しています。小坂所長は、まだいなかったかも。
　5月1日にリョーサンの秋元さんたちが来ました。2日に小池さんが来ました。3日に姉の春
美と久夫さん、麻美、寛幸が来ました。4日に商品倉庫の宗像さんが来ました。10日（火
）、入浴（週一回）のため、リハビリの先生たちが車イスに乗せて来て、風呂場でヘルパーさんたち
や看護婦きんたちが洗つてくれました。14日に入社の同僚の古手川宏、笹山和弘、高山道雄さん
が来ました。そして、組合の高橋惣二さんと小池さんも来ました。15日に業務課の野坂、
内田さんと会社興産の福田さんが来ました。16日に（株）リョーサンの永吉澄雄さんが来ま
した。　17日に飯田通商（株）の菊池雅行さんと神田営業所の赤木さんが来ました。21日にゴ
ルフの仲間、市川、満江さんと新田春男、志村好央さんたちが来ました。22日に業務課の菊
地礼子、篠田、五木田ナヲさんが来て、後で渡邊役員と内田さんが来ました。
5月末の土曜日、午前中にOTの保谷勝義先生と患者の私と市川ハルさんたちと訓練しました。
28日（土）に神田営業所の小池さんと業務課の熊井さんと経理の三輪千登世さんが来ました。
6月22日に中山役員が来ました。7月初めから土曜日、午前中にPTの高橋昌先生（他に二人の
先生も）と患者の私と小谷、伊東、増田ヨキさんと練習しました。9日に業務課の川谷一
則さんと小池さんが来ました。16日に神田営業所の小原孝治さんが来ました。23日に企画室
の広川典身さんが来ました。

　私の心の支え、真木ことみさんの最近情報を教えます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1998年4月　おと
　東京・新宿のマンションの一室から、「ばかやろう！何度言ったら分かるんだ！」とかピアノの鍵盤がたた
きつけられ、容赦のない怒声が響きます。天童よしみきんや三船和子さんを育てた作曲家水森英夫さんが、門
下生の一人、真木ことみさん（25）をレッスンしていました。
　真つ白なカッターシャツに青いジーンズ、さっと引いた濃い目の口紅。勝ち気と色香が不思議なバランスを
保つて、170センチ近い細身の体に独特の雰囲気をにじみます。
　真木きんの新曲「惚れ化粧」は水森さんの件品です。真木さんはピアノに向かう水森さんの背中がぴくんと
動く度に緊張し、あたり構わず落ちる雷に首をすくめながら、何度も歌っています。
　「3年前にことみさんの歌を聴いたが、低音が太くて、いい声だつた。発声方法を改善すれば、もつといい
歌手になれると思つた。国民的な演歌歌手に育ててみせますよ」とめつたに人をほめない水森きんが、教え子
をこうほめました。
　「歌だけで勝負したい。ずっと前から、キんな気持あがありました。プロの歌手なんですから」と話して
います。1991年4月、「哀愁の道志川」でデビューしました。18の春だつた。きら星のごとく並み
居るほかの新人歌手たぢと違つたのは、−本の松葉つえでした。真木さんは、毛細血管にしこりができて血行
を阻害する先天性の難病・動静脈瘤を左足に抱えていました。
　マスコミは当時、こぞつて真木さんを取り上げました。出身地の神奈川県・藤野町や相模原市では、応援会
も結成されました。しかし、それは「松葉つえの演歌歌手」という、真木さんにとつて不本意な枕詞を背負わ
された瞬間でもあつたのです。
　「つえを抜きに、一人の歌手として見てほしい」と思つていました。以来、真木きんはマイクの前に立つ度
、胸にせりあげる切なさや、やるせなさと必死に闘っていました。デビュー間もなくのこと、九州の温泉町で
歌ったときに湯治客の一人が紙袋の差し入れを手渡そうとしたが、右手にマイク、左手に松葉つえでは、受け取
れるはずもないのです。手振りで謝つたが、客は「何を気取ってんだ！」と紙袋を投げ付けました。その晩
、歌手になつて初めて泣きました。
　92年5月、考え抜いた末に手術を決意、長く連れ添つたつえと別れて、義足を付ける道を選びました。し
かし、それは難病とはいえ、将来、完治するかもしれない可能性を自ら閉ざすことを意味したのです。胸中
にどんな葛藤があつたのか。20前の娘は、先の人生を歌一節にかけました。
　真木さんは今、舞台と客席を結ぶ楷段を由由に上がり下りします。ステージを瑞から瑞まで存分に歩き回り
もします。何よりもうれしいのは、客席からの花束を直接、受け取れる事でした。すでに6枚のシングルと
4枚のアルバムをリリ一スしました。「私には歌しかない。もう自分に言い聞かせています。義足を付け
たことを後梅していないわけではありません。でもものお陰で今、一番好きなことに熱中している。むしろ
、ずっと由由になれたつていう溝思惑でいっぱいです」と一宮、一宮をかみしめるように書いました。
　デビューから丸7年、真木さんにも「青空見える時」が来たようです。今年1月に発売した新曲「惚れ化粧
」は、沖縄を繰く全国各地を飛び回ったキャンぺーン行脚のかいあつて、三カ月間で6万2千枚を売り上げまし
た。全国に12支部、3600人の会員がいます。真木の声には低音ながら、つややかな伸びがあります。
それでいて人生の酸いも甘いも知り尽くした、そんないぶし銀のような味わいも、弱冠25歳の歌手が、自分よ
り二回りも三回りも年上のファンを魅了してやまないゆえんか。
　真木きんは今、新しい夢に向かつて静かに走っています。歌手ならだれもが目指す「NHK紅白歌合戦」へ
の出場です。左足に義足を着けてからの5年間、ストイックなまでにレッスンに励んできました。週に1、
2度は作曲家の自宅を訪れて指導を仰ぎ、自宅での発声練習も毎日、欠かさないでした。「たぶん、この2、
3年の間に紅白を意識し始めたんだと思います。気が付いたら私よりもぐんと女らしくなっていたのもそのせ
いでしよう」とのことでした。マネージャーの浦千鶴子さん（25）は、真木さんが夢をかなえるまで付いてい
くつもりです。
どん張が上がつて、桜色の着物姿が舞台のスポットに浮かび上がつた！！！

拝啓、蒸し暑い季節になりましたが皆々様はお元気ですか？私は
会社に、散歩にガンバっています。ただ、腰や肩が痛いので相武
台メディカルクリニックで年週土曜日、電気をかけていましたが先
月十三日から針灸をしています。その時、院長が「七月四日相武
台メディカルサテライトクリニックでタイ民俗音楽をしますので行
きませんか？」と言われたので「行っても良いですけど行き方を知
りませんけど」と言ったら「ここに来れば車で行きますから」と言
われたので「解りました」と言いました。
　先月二十五日、二十六日に座間市身体障害者の会で箱根・小涌園
に行きました。温泉に入ったり、夕食の時は市長を始め副議長な
どもいました。そして、カラオケで歌う人も大勢いましたし、私
が居る相武台・町内委員（？）の西和子さんの浦りや去年福島県に
行ったときも見た坂本さん、「相武台の玉三郎」と言われる方の踊
りも見ました。部屋に一緒に居たのは、坂本、杉本、佐々木さん
でした。帰る時、坂本さんから「相武台前研からの線路を越えて
吉川ガラス店の近くのマンションの二階に居るので今度、遊びに来
なさいね」と言われました。バスで一回休む場所、鈴廣でお土産
を買いました。また、前に箱根ビール蔵があってビールを飲みた
い人には良いですよ。朝、小涌園を出る時は雨が降っている上、
少し塞かったけど鈴廣に着いたら曇りになった上、蒸し書くなりま
した。厚木に着くときには晴れになりました。
　四日、相武台メディカル・サテライト（水車園の近く）でタイの
民俗音楽（アドウン・カナンシンさん・日本に来て十年、日本語大
変お上手）を聞きました。タイの笛や木琴みたいなものや日本の
琵琶などを使った音を聞いたり、歌を歌ったりしました。タイの
笛などを聞くと日本の昔の農村の事を思い出すような感じでした。
タイと日本は中国やシルクロードから来たのかな〜。女の子がい
たので写真を取るのを頼みました。サテライトを出て、車に乗っ
て相武台に着きました。買い物（OX）をしてから家に帰る時、
病院の事務の女性と娘さんに会いました。歯医者との事でした。
先生をはじめ皆さんにありがとうございました。

　六日から東京・下町の夏の風物詩「入谷朝顔市
」が、今年で五十周年になりました。戦後の焼
け跡で復活してから半世妃立ちました。地元の
人にとって感慨深いものになりました。
　江戸時代、「入谷田んば」と呼ばれたこの辺り
には、植木職人が多く住み、競うように朝顔を栽
培していましたがいつしか市が立ち、下町の名物
として広めました。しかし、住宅地が進むにつ
れ、朝顔栽培は廃れ、大正時代に市はなくなりま
した。
　現在の市の始まりは、戦争の傷跡の残る町で、
地元の商店主らが、「何か明るいことをしよう」
と、朝顔の同好会を作りました。翌年、この同
好会を中心となって放け跡に朝顔市−の鉢を並べ
、市を復活しました。しかし、だれもが食べる
のに精いっぱいの戦後ですので「人通りも少なく
て、寂しい市でした」と近くの商店主、長さんが
少年時代を振り返りました。
　始めて七、八年ほどは、こんな状態が続きまし
た。そこで、地元の商店主らは繁華街でチラシ
を配ったりしてPRに努めました。当時、売り
出し中だった故・三橋美智也さんに頼んで「朝顔
音頭」を吹き込んでもらったところ、これがヒッ
トしました。ようやく世間に知られましたとの
事でした。今年は無理ですので是非来年など見
に行けば良いですね。
　今年の梅雨は雨が降った時、塞かったり、良い
天気の時、暑くなったりしていますね（三、四日
は猛暑、40°を越すところも）。しかも、も
うすぐ夏かな〜と思うこのごろですね。　　敬具
　　　　　　　　　　　　九八年七月五日　おと

　拝啓
　秋の気配いよいよ濃く鮮やかな季節になりましたが、皆々様はお元気ですか。私は精一杯頑張つ
ていますよ。今年はいろんな事がありましたね。長野冬季五輪やパラリンピック、フランスで
のワールドカップ杯（サッカー、日本は初出場完敗）、春、夏の高校野球を制覇した横浜高校、プロ
野球はパ・リーグは西武、セ・リーグは横浜ベイスターズでした。西武は連覇、横浜ベイスターズ
は38年目の優勝。横浜は38に380円、3800円、38000円のバーゲン。中華街や横
浜そごうを中心にホテル、デパートなどに買いに来る人が大変でしたよ。
　夏・秋期国体は神奈川県です。今度は秋期国体は10月24日から28日まで、各市や町で行わ
れます。座間市では、スカイアリーナ座間で9人制バし−ボールをしますよ。　また、全国身体障
害者スポーツ大会「かながわ・ゆめ大会」を11月7日、8日まで行われます。　私は横浜国際プー
ルの全国障害者スポーツを見に行く予定でしたが出発が早いのでやめました。
　今年の天気は異常でしたね。7月から9月には集中豪雨でした。亡くなった人はもちろん、家
、川、山、電車、道路、重要女化等が壊れましたね。私にとって野菜です。何倍になった値段。
　なかでもレタスは6倍です。サラダの材料を買うのも大変だ。また、中国やアメリカ・なども異
常な天気でしたね。今、台風10号が来ています。やっだな〜。
　不況、失業、強盗、官僚横領、毒物事件などありましたね。その中で和歌山カし一事件は保険金
詐欺事件に進めました。保険はこんなに簡単に他人を入れて、保険金を別の人がもらえるのか？
怖いな〜。日本は危ないな〜。　散歩情報
鎌倉市や小田原市で、季節外れの桜が咲き、話題になつています。秋雨前線の影響でぐずついた
天気が続いていたが、晴れ間が広がり、つぼみが春になったと間違ったのか？
　鎌倉市有救の桜の名所、鎌倉山では、ぢょうど満開の時期を迎えたキンモクセイと桜が競い合うよ
うに咲き、春と秋の花が同居する珍しい風景を広がっています。
　鎌倉山メインストリートには約900木の、ソメイヨシノが街路樹は有名。キンモクセイのオレン
ジ色の花と並んで咲いています。
　小田原市寿町の山王川では、土手の桜が今月上旬から花をつけ始めました。
　川沿いの満開を迎えるのは、毎年上旬ごろ。春の風物詩として桜を見慣れた近所の人は「今ごろ
咲くなんて初めてのこと。あまり気持ち良いものじやないですね」と話していました。台風や毛
虫などで夏の終わりに葉が落ちて、初秋に温暖な気候が続くと、花も咲くのかな？　では、朝晩だいぶ寒くなりましたので風邪など気を付けて下きい　　　　　　さようなら
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1998年10月17日　おと
　皆々様へ

今年の台風　今年前半に、台風の発生が非常に少なかったのは、今世紀最大級となっ
た太平洋のエルニーニョ現象に加え、インド洋上空の活発な上昇気流に原
因があることが、気象研究所の調査で明らかになった。フィリピンの東
沖合から日付変更線を越えたあたりにかけての太平洋の赤道北側には、上
昇気流になってできる雲の帯「赤道収束帯」がある。
　台風は、この赤道収束帯の雲の一部が、貿易風に流されて西へ進む間に
、海から供給される水蒸気をエネルギー源にして発達する。
　平年なら台風は4月までには築1号が発生するが、今年は第1号の誕生
が7月9日と観測史上最も遅かったため、現在の発生数は平均の約半分の
11個にとどまっている。
　今年春までは、昨春から約1年間続いた工ルニーニョ現象により、フィ
リピンの東沖合の海域で海面温度が、低下、水蒸気の蒸発が抑えられ台風
が発生しにくい状況だた。だが、同現象が衰退期を抑えた5、6月以降
も台風の発生が少ないため、気象研究所が、米国の軍事衛星が観測した水
蒸気や風速、降水量などのデータを解析し、その原因を探った。
　その結果、インドネシア・スマトラ島の西側を中心にインド洋で平年よ
リ1−2度高い海面温度が続いたため、海水がどんどん蒸発して平年より
強い上昇気流が発生。それが対流現象を起こして東側の太平洋では下降
流が強くなり、赤道の北側では平年より毎秒2メートル強い8メートル程度のインド洋
に向かう北東貿易風が吹いていることが分かった。
　そのため、太平洋の赤道北側では上昇流が抑えられ、海から供給される
大気中の水蒸気量も減少、赤道収束帯が十分発達せず雲が出来にくくなり
、台風発生が抑制されたとみている。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1998年11月3日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by おと

10月24日（土）から29日（水）までに第53回国民大会「かながわ・ゆめ国体」が秋季大会がありまし
たね。開会式は横浜国際総合競技場で選手ら約2万人が参加しました。私は25日（日）朝、スカイア
リーナ座間に行きました。スカイアリーナ座間では9人制バレーボールの開会式をしていましたよ。し
かも、9人制バレーボールの2部との事でした。開会式を終えて試合まで1時間も待つのでスカイアリー
ナ座間を出ました。28日（水）、国体の高校野球（硬式）決勝で、横浜高が京都成章高を2ー1で破り
優勝しました。横浜高は昨年のチーム結成以来44連勝で、史上初の全国大会４冠を達成しました。2
9日（木）、閉会式、国体で本県が初の男女総合優勝を決め、天皇杯、皇后杯を獲得しましたよ。
　日本列島が冬型の気圧配置に覆われた11月5日（木）、関東に木枯らし1号が吹きました。イチョウ
やケヤキなどの街路樹の落ち葉が歩道の上でくるくると舞っているなか、大手総合電機やトヨタ、銀行の冬
ボーナスの回答がでました。電機大手17社の冬の一時金は、平均2・31か月と、第一次石油危機を下
回る極めて低い水準になりました。私の会社は電機部品会社、どうなるかな〜。
11月7日（土・6日の天気予報では雨で寒いとの事でしたが今日は雨は降りませんでした。ただ、寒
さは厳しかった）、「あなあと握手、あなたに拍手」の全国身体障害者スポーツ大会（かながわ・ゆめ大会
）がはじまりました。神奈川県横浜市北区の横浜国際総合競技場で開会式が行われました。入場行進は
午前9時すぎ、北から南の順ではじめました。参加者は約2400人の選手団でした。約6万人の観客
や関係者が集まりました。続いて県内各地を走り継がれてきた「かながわ・ゆめの火」を掲げたランナ
ーが入場しました。車いすランナー2人を含む6人がトーチを掲げながらトラックを1周してから、高さ
1998センチの炬火台に点火し、導火線を伝わった白煙の中から勢いよく燃え上がると、歓声とどよめきが会
場内に広がりました。
式典では皇太子殿下のあいさつがありました。最後に選手宣誓をして入場式を終わりました。
午後からは、横浜・川崎両市内の4会場で7つ正式競技をスタートしました。
8日（日）は、文化福祉会館から座間市身体障害者協会の人達と市のバスに乗って横浜国際総合競技場の
閉会式を見に行きました。昨日行った人から「寒かったよ」と聞きました。今日は行く私たち良い天
気のうえ少し少し暑かったです。初めての横浜国際総合競技場に着いたら「奇麗、大きいな」と思ったし、入
ったら「さすがにすごい競技場だね〜、一度プレイしたいな〜」と思いました。丁度5000メートルをや
っているの見えました。60才ぐらいの1人が走っていました。「すごいな〜」と思いました、皆
さんと座ったところ寒いので清水さんに「向こうが暖かいので一人で行って良いですか」と聞いたら「す
きなところで良いのでよ、4時45分に帰るから遅れないようね」と言われました。3時から閉会式で
したので場所を正面に行きました。
鼓笛、音楽隊などの演奏がはじまりました。競技役員団入場、開始期通告、役員・選手団と入場しまし
た。大会会長あいさつ、お別れのことばなどをしたから国旗降納をすると何年かぶりに国家を立って聞き
ました。炬火納火になり、炬火台の炎が消えてきました。寂しいですね。そして、来年は熊本との事
でした。いろんな障害者をもつ人に沢山会いました。そして、勇気つけられました。不自由を越えて
新しい希望〜
では、寒さが厳しい季節なりましたので風邪などひかないように気と付けて下さい
皆々様へ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さようなら
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1998年11月11日
追伸
18日午前4時ごろ、良い天気ならば座流線群をみえますので是非見てくださいね。

「えと」って何？

名前…この「えと」は、漢字で「干支」と書きます。古来、漢字女化圏で日月を数えるのに使われた「十干」
と「十二支」を指します。十干とは、甲（きのえ）、乙（きのと）、丙（ひのえ）、丁（ひのと）、戊（つぢ
のえ）、B（つちのと）、庚（かのえ）、辛（かのと）、壬（みすのえ）、契（みすのと）で、日を数える言葉
でした。十二支は、子（ね）、丑（うし）寅（とら）、卯（う）、辰（たつ）、巳（み）牛（うま）、末（ひ
つじ）、申（さる）、酉（とり）、戌（いぬ）、刻（い）月を数えた女字とされます。来年は辰年です。私 の子女ですよ！！！いい年であることを析つています。意味…十干の女字の意味は、種が草木になって茂り再び種に戻る移り変わりを、順に表すとの解釈があります。
　以前は学校の成績表に「甲乙丙丁」が使われました。「甲乙つけがたい」という表現もあります。また、
契約書などで「売り主を甲、買い主を乙」と表したりもします。
　十二支の意味も、自然の移り変わりを示すもののようです。十二支を動物で表したのは二千年以上も前の中
国の戦国時代で、親しみやすくする工夫だつたともみられています。
　十二支は方向にも使われました。三百六十度を十二等分して北を子とし、三十度ずつ右回りに進むと、東は
卯、南は牛、西は酉になります。時刻も、午後一時から午前一時までを「子の劾」とし、二十四時間を十二等分
しました。午前十一時から午後一時は「牛の刻」にあたります。いまでも普通に使つている「正午」という言
葉は、「牛の正剣」の意味です。またここから「午前」「午後」という言い方も出来ました。
　暦にしたのは、紀元前の中国・漢の時代でした。十干と十二支を順番に組み合わせて「甲子J「乙丑」など
六十組を件り、年・月・日に当てました。　六十歳で生まれ年と同じ子女に弄るので、「還暦」という青葉がで
きました。　甲子園球場は、完成した1924年が「甲子」でした。また今年は「己卯」にあたります。
由来…「干支」を、なぜ「えと」と読むのでしよう。古代中国には、世界は木・火・土・金・水の五元素で作
られ、事物には「陽」と「陰」の両面があるという思想があり、十干の「甲」を「木」の「陽」に、「乙」を「
木」の「陰」に、「丙」を「火」の「陽」にと、順にあてはめていきました。陽と陰は「兄」と「弟」とも表
きれました。日本ではこれを訓読みして、最初に書いたような十干の呼び名が生まれました。そして、「え
」と「と」が繰り返きれるので「えと」と呼ばれるようになった。従つて十二支と関係ないはずですが、いっの
まにか親しみやすい十二支の方が、主に「えと」と呼ばれるようになったようです。